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さつまいもの収穫体験を開催しました

さつまいもの収穫体験を開催しました

Date : 2024.12.10

子どもの未来を育む食の取り組みは進化と深化を続ける

大空と大地のなーさりぃでは2024年10月20日(日)、26日(土)の両日、千葉県山武市の提携農地にてさつまいもの収穫体験を開催しました。
当日の様子と開催レポートをお届けいたします。

家族でさつまいもを楽しく収穫する姿
家族でさつまいもを楽しく収穫する姿

大空と大地のなーさりぃ 食育活動の背景

厚生労働省によると「子どもへの食育は、健全な心身と豊かな人間性を育んでいく基礎をなすものであり、子どもの成長や発達に合わせた切れ目のない取組の推進が重要である。 子どもが生活と遊びの中で意欲をもって食に関わる体験を積み重ねていく取組の推進をお願いしたい。」とあります。(※1)

以前よりキッズコーポレーション運営の保育園では各園で食育活動を実施していましたが、保育士が考える食育活動、栄養士が考える食育活動と職種により活動内容が分断されており、併せて保育園内で完結できる活動に留まっていました。

そのような折、毎年実施している大空と大地のなーさりぃの保護者向けアンケートの結果において、入園決定の理由として「給食の質」が4位に挙げられました。この順位は年々上位へと推移していることから、給食の質に対する保護者の関心が高まっていると考えております。

このような課題感や背景、食育推進基本計画の内容を元に、2021年より大空と大地のなーさりぃの給食の質・食育活動の充実化を進めてきました。

代表的な取り組みは、大空と大地のなーさりぃの提携農家と共に野菜を育て、食卓に届くまでの一連を子どもと大人が一緒に学ぶ食育の環の構築です。

毎年6月にキッズコーポレーション社員と提携企業の千株式会社社員でさつまいもの苗を植え付け、10月に親子参加の収穫体験を開催しています。

当該の取り組みを通じて、子どもたちは徐々に食に対する関心と農家の方や畑に興味を持つようになり、キッズコーポレーションが大切にしている、子ども一人ひとりの興味や関心が満たされ個性を大切にした食育実践の環を広げられるようになりました。(※2)

※1:厚生労働省「「第4次食育推進基本計画」に基づく保育所における食育の推進について」令和3年4月

※2:農林水産省 第4次食育推進基本計画 食育の環と3つの重点事項

かかしを制作
大空と大地のなーさりぃに通う子どもたちは、動物が畑を荒らすことを知り、かかしを制作しました

~2024年10月に開催した食育イベント 園児と保護者 計127名が参加!さつまいも収穫体験レポート~
「さつまいも収穫体験」イベント開催概要

開催日時 2024年10月20日(日)、26日(土)両日とも10:00~14:30
開催場所 千葉県山武市 大空と大地のなーさりぃ提携農地
対象者 東京都内の大空と大地のなーさりぃ各園の園児と保護者
参加人数 園児と保護者 計127名

当日のプログラム

■ 10:00 専用農地にて親子でさつまいもを収穫

-楽しそうに収穫する親子の姿や自分で収穫したさつまいもを大切そうに抱える園児の姿

楽しそうに収穫する親子の姿
楽しそうに収穫する親子の姿
収穫したさつまいもを大切そうに抱える園児
収穫したさつまいもを大切そうに抱える園児

■ 10:50 土壌体験:2mの棒を挿して土の柔らかさを体感

-自分たちで工夫しながら棒を挿している園児の姿

協力しながら棒を挿している子どもたち
協力しながら棒を挿している子どもたち
工夫しながら棒を挿している園児
工夫しながら棒を挿している園児

■ 11:00 昼食:栽培畑でピクニックランチ

■ 11:40 畑探検&スタンプラリー

-様々な野菜が育てられている畑を見学し、野菜の育成や季節と野菜の変化を学ぶ

野菜の育成や季節と野菜の変化を知る
野菜の育成や季節と野菜の変化を知る

-稲刈り後の水田にて稲架掛け(はさかけ)を観察し、共存する昆虫類に触れる

池に共存する昆虫類に触れる子どもたち
池に共存する昆虫類に触れる子どもたち

-堆肥場見学と温浴体験

熱と共に発する匂いを感じる子どもたち
堆肥の熱を感じる子どもたち
熱と共に発する匂いを感じる子どもたち
熱と共に発する匂いを感じる子どもたち

-子どもたちが制作したかかしを探すスタンプラリーの開催

かかしを見つけられて、嬉しそうな子どもの姿
かかしを見つけられて、嬉しそうな子どもの姿

参加した保護者のコメント

「子どもが自分で掘ったさつまいもをとても喜んでいました。また来年も企画してほしい。」
「子どもの給食食材が作られている栽培畑の農家さんと直接お会いできたのが嬉しかった。」
「直接農家さんから堆肥づくりの仕組みや作物を育てる話が聞けて勉強になった。」
「収穫体験だけではなく、虫を捕ったり、バッタに触ったり普段体験できないことができて良かった。」

イベント後、捕った虫を元の場所に返す子どもの姿が見られました
イベント後、捕った虫を元の場所に返す子どもの姿が見られました

大空と大地のなーさりぃ 収穫体験担当者のコメント

今回の収穫体験は食や自然への興味を引き出す機会となりました。子どもたちの興味関心は様々で、さつまいもの収穫以外に虫や花、木の実に触れる姿、農家さんとお話する姿も見られ、1日を通して子どもたち一人ひとりにストーリーがありました。子どもたちは今回の体験を通して、食や自然についてさらに学び、自ら考え、選択していくための生きる力を育むことができたと実感しています。

また、食への関心を各家庭に持ち帰ることができたことは将来に良い影響をもたらすことでしょう。これから先の将来でも食や自然を大切にする心を持ち続け、健やかに成長していくことを願っています。


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私たちの「食育」
〜子どもたちの未来を育む食への取り組み〜