子どもたちからの“ありがとう”を込めて~味噌作りレポート~
2025.10.08
保育園運営
坂野早映子
こんにちは!
今回お届けするのは、大空と大地のなーさりぃ 中野富士見町駅前園の子どもたちによる「味噌作り」の様子です。
はじまりは「ありがとう」の気持ちから
園内掲示の「大豆から何ができる?」に興味を持っていた子どもたちは、大豆から味噌ができることを知り、「作ってみたい!」という思いを膨らませました。
完成したらどうするか先生と話し合いを重ねる中で、
「農家さんがいつもお野菜を作ってくれている」
「届けてくれるし、一緒にお手伝いもさせてもらっている」
そんな日々のつながりに感謝の気持ちが高まり、「保育園に農家さんを呼んで、みんなで作ったお味噌を食べてもらいたい」という声が生まれました。
こうして、味噌作りに挑戦することになったのです。
味噌作りは真剣勝負!
味噌作りは簡単そうに見えて、実はとても繊細な作業。
「こうじ」と「だいず」を決められた量に測り、袋に入れていきます。
「あと5グラム!」「あ、入れすぎちゃった!」
子どもたちははかりの数字を真剣に見つめ、まるで小さな料理人のよう。
さらに先生から「味噌は繊細だから、他の菌が入らないようにしないとね」と伝えられると、子どもたちは自然と口を閉じて、しんと静まり返った空気の中で集中。
静けさの中で丁寧に手を動かす姿は、大人も思わず感心してしまうほどでした。
袋に入れ終わった味噌は、発酵のために寝かせます。
「カビが生えていないかな?」
「お味噌、元気かな?」
寝かせている間も子どもたちは気にかけ、変化を観察しています。
12月に向けた楽しみ
味噌が完成するのは、寒さが深まる12月ごろ。
「みんなで作った味噌でお味噌汁を飲みたいね!」
「おいしいご飯を一緒に食べてもらえるといいな」
子どもたちの思いはどんどん膨らみます。
そして10月17日、中野の子どもたちは再び提携農家さんの畑にお手伝いに行きます。
その日、子どもたちから農家さんへ“ある招待状”を渡す予定です。
12月に農家さんを園へお迎えし、子どもたちの手で作った味噌をお披露目する計画も、少しずつ形になってきました。
完成した味噌とともに伝える、子どもたちからの“ありがとう”。
どんな時間になるのか、今からとても楽しみです。
次回は、10月17日の畑でのお手伝いの様子もレポートします。
ぜひお楽しみに!