画面の向こうに広がる夏の畑~中野富士見町駅前園レポート~
2025.10.02

給食運営
鳥居美由紀
こんにちは!
前回の記事では、中野富士見町駅前園の子どもたちが千葉県山武市の畑に行き、さつまいもの苗を植える様子をお届けしました。
(前回の記事はこちら)
今回は、その苗が夏の間にどう育ったのかをオンラインでつないで観察した様子をお届けします。
画面に映し出された畑
「わあ!葉っぱがいっぱい!」
画面の向こうに広がるのは、6月には小さかった苗が大きく育った夏の畑。子どもたちはドキドキとワクワクの表情で画面を見つめ、苗の成長に期待の声をあげます。

「早くさつまいもが見たいな」
画面に映る葉っぱがさつまいもとは知らず、子どもたちは農家さんに話しかけます。
「今、見えているのがみんなで植えたさつまいもだよ」
「えー?!」
毎月のように実施しているオンライン観察ですが、記憶にあるさつまいもと、画面に映るさつまいもは、まったく違うものでした。
葉っぱにたくさんの穴が空いていることに気づいた子どもたち。
「さつまいもの葉っぱに穴が空いているけど大丈夫?収穫できる?」
子どもたちはさつまいもが弱ってしまわないかと心配していました。
「葉っぱを虫に食べられて穴が空いているけど、この穴から太陽がさつまいもに届いて栄養を運んでくれるから大丈夫だよ」
子どもたちは農家さんの言葉にホッとします。

この日の学び
- さつまいもの苗の成長観察
- 夏の畑の様子を知る
- 畑に住む生き物の話を聞く
農家さんが腰丈ほどの草の中を歩きながら、畑の様子やさつまいもの葉っぱを見せてくれました。さらに急に現れたバッタやカエルを見つけては画面に映し、夏ならではの生き物を紹介。
「バッタ見たい!」「カエル、いいなあ!」と声があがり、子どもたちの興味はどんどん広がっていきます。
発見をつなげていく
畑に直接行けなくても、画面を通して自然や生き物とつながれる体験。
「次に行ったときは、自分の目で見たい!」と期待をふくらませる子もいました。
さつまいもの収穫まであと少し。
苗植えと同じように、子どもたちの「知りたい」「もっと見たい」という気持ちも大きく育っています。
次回は、いよいよ秋の収穫体験の様子をお届けします!