土と笑顔に触れて、子どもたちが見つけたもの~中野富士見町駅前園レポート~
2025.09.24


給食運営
鳥居美由紀
こんにちは!
前回の記事では「提携農地での食育やどんな想いがあるのかというのをお届けしました。
(前回の記事はこちら)
今回は大空と大地のなーさりぃ 中野富士見町駅前園の畑のお手伝いの1日をお届けします。
2025年6月、千葉県山武市の提携農地に子どもたちは訪問。
「今日はお手伝いの日だね」とワクワクとドキドキが入り混じった表情で畑に足を踏み入れます。
園内で苗植えの練習からスタート
畑に行く前に、まずは園で苗植えの練習です。
「本物そっくりのさつまいもの苗と畑」を作って、子どもたちの五感で体験できるよう工夫しました。


お部屋が小さな畑に変身すると、子どもたちは目をキラキラさせて大喜び。
「うわー、本当に畑みたい!」
「先生、畑を作ったの?」
苗の植え方を教えてもらうと、みんな真剣そのもの。紙で作った小さな畑が本物の畑のように見えるみたいです。
「簡単だった!」「あと何回寝たら畑?」と、当日への期待がどんどん膨らんでいきます。
いよいよ本番!畑でのお手伝い
農地に到着した子どもたちは、柔らかい土を踏みしめながらお手伝い場所へ。
さつまいもの苗を手にすると、少しドキドキ…でも、園での練習を思い出しながら、少しずつ笑顔に。


この日の活動
- さつまいもの苗植え
- 自分たちで作ったかかしの設置見学
- 畑でピクニックランチ
- かぶの収穫のお手伝い
- 子どもカメラマン活動
- 提携農家さんのサプライズお誕生日会
土をかけるとき、苗を押さえるとき、子どもたちの声が畑に響きます。
「とれた!」「見て見て!」
収穫の喜びや、好奇心、主体性が自然と育っていく瞬間です。
子どもたちの小さな気づき
かぶを抱えたり、お友だちにおすそわけしたり。
園に帰って、今日の出来事を興奮気味に話す姿もありました。
畑は子どもたちにとって「気づきのかたまり」。
自然の中で、自分で体験して、考えて、感じて、次の行動につなげる。
そんな学びがいっぱい詰まった一日でした。
お手伝いに行った子どもたちは、感謝を伝えるだけでなく、たくさんの「気づき」を持ち帰ることができました。
帰りには農家さんと「次回のお手伝いの約束」を交わし、子どもたちはさつまいもの成長を見守り続けます。
お手伝い後のオンライン観察

畑でのお手伝いのあとも、オンラインで農地の様子を観察。
「かかし元気かな?」「あれ、誰か来たみたい!」
野生の動物たちの痕跡も見つけて、さつまいもを守る工夫や自然との共存を、子どもたちなりに感じています。
10月になったら収穫です。さつまいもと子どもたちの成長が楽しみです。
ぜひ、次回の記事もお楽しみに!