とうきょう すくわくプログラム活動報告書
※活動詳細報告についてはページ下部に記載※
<施設名>
大空と大地のなーさりぃ 下井草駅前園
<法人名>
株式会社 キッズコーポレーション
<法人所在地>
東京都港区西新橋2-8-6住友不動産ビル10階






1.活動のテーマ
<テーマ>
表現:光・音
<テーマの設定理由>
(テーマに関する子どもの興味関心、園の特色など)
子どもたちは日頃の制作活動の中で絵の具や色に興味を持ち、色を混ぜたり、その変化を楽しんだりする姿が見られていました。「混ぜるとどうなるのだろう」「同じ色でも違う色になる」など、色の変化に気付きながら試す様子も見られるようになりました。
そこで、子どもたちの興味・関心や気付きの姿を出発点として、色の面白さを感じながら表現を広げていけるよう「色」に注目した活動を展開しました。色の見え方や変化を試す中で、子どもたちの関心や気付きがさらに広がっていくことを期待して活動を進めました。
2.活動スケジュール
4月:アート講師「とっこ先生」との出会い
6月:色水遊び。作った色を光に透かすことを楽しむ
8月:光と影の存在に気付き、「透ける素材」を使った遊びが子どもたちの中で展開し始める
9月:様々な素材を用いて影を作ることの楽しさを味わう
10月:
・双眼鏡を作り外に出て、自然光や双眼鏡を通した景色に気付く
・様々な透ける素材を使用して0歳児クラスに遊びに行き、交流を図る
11月:アートの時間を通して室内にプロジェクターを映し、光の世界観を味わう
12月:
・影遊びを用いて影絵劇を発表会で表現し、保護者に見てもらう経験をする
・プロの影絵劇を見に行き、どのように投影しているのかを知る
1月:外部の影絵を園に招き、観劇する
2月:光遊びの探究として、卒園遠足でチームラボ豊洲に行く
3.活動のために準備した素材や道具・環境設定
(活動のためにどのような環境を設定したか、準備した素材や道具)
・色水遊び:細長いビニール袋、輪ゴム、プラコップ、絵の具、スポイト
・投影遊び:室内に白いカーテンを張る、スクリーン
・光遊び:カラーセロハン、OPPテープ、油性ペン、ライト、懐中電灯を常設。室内を暗くするためにカーテンを設置
4.探究活動の実践
<活動の内容>
【6月】
色水遊び:作った色を光に透かすことを楽しむ
【8月】
光と影の存在に気付き、「透ける素材」を使った遊びの展開が始まる
【9月】
様々な素材を用いて影を作る楽しさを味わう
【10月】
双眼鏡を作り外へ出て、自然光や双眼鏡越しの景色に気付く
様々な透ける素材を用いて0歳児クラスに遊びに行き、交流を図る
【11月】
アートの時間を通して室内にプロジェクターを映し、光の世界観を味わう
【12月】
影遊びを用いて影絵劇を発表会で表現し、保護者に見てもらう
プロの影絵劇を見に行き、どのように投影しているのかを知る
【1月】
外部の影絵を園に招き、観劇する
【2月】
光遊びの探究として、チームラボ豊洲へ卒園遠足に行く
<活動中の子どもの姿・声、子ども同士や保育者との関わり>
色を混ぜ合わせる中で「紫つくりたいな」「紫は赤と青だよ!」という子ども同士の会話が聞かれました。しかし、実際に合わせてみると想像した色にならず、「どうしてだろう?」と考える姿が見られました。
6月の色水づくりでは似たような色をたくさん作る姿が目立ちましたが、年度末に絵の具を使用する頃には「水を入れたら?」「白を混ぜたら?」「少しずつ混ぜたら?」と工夫する姿が増えていました。
自分なりの「紫」を作ろうとする試行錯誤が見られ、また、いつでも絵の具に触れられる環境を整えたことで、子どもたちはのびのびと挑戦することができていたように感じます。
5.振り返り
<振り返りによって得た先生の気づき>
子どもたちは活動の中で様々なことを試しながら学びを広げてきました。特に、色の見え方や変化を試す中で、「同じ色でも違って見える」「光に当てると変わる」といった気付きを自分たちで見いだす姿がありました。
はじめは“色そのものへの興味”から始まった活動でしたが、試したり比べたりする経験を重ねることで、子どもたちの関心は光との関係へと広がっていきました。色に注目して始めた活動は、色の見え方や変化を自ら確かめる経験となり、その過程で光の不思議さにも触れる学びへとつながりました。
子どもたちの姿から、興味・関心を出発点に「試すことのできる環境」を整えていくことが、気付きや発見を生み、探究の広がりにつながることを改めて実感しました。